プロフィール
アーティスト。詩人。Ecopoetics Art Center所長。Ecopoetics Art Centerとは、イギリスの文芸批評家ジョナサン・ベイト(Jonathan Bate)がThe Song of the Earth(2000)で提唱した研究アプローチ、または文学のありかたである「Ecopoetics(環境詩学)」をテーマにした表現による研究組織である。ベイトは、環境問題の解決に直接つながるような政治的行為ではなく、意識改革に留まるかたちではあるが、環境保護を訴える道具として言語を用いる「環境政策(ecopolitics)」とは異なるアプローチとして言語を用いる詩学である。ベイトは、ロマン主義の詩人(ウィリアム・ワーズワースやジョン・クレア)とエコロジーの関係を研究し、文学が自然と共鳴する方法を考察した。また、ベイトは「詩人が、人類と環境、人と場所の関係について述べるときの手法は、記述的でなく経験的である点で、特異なものだ。生物学者や地理学者、環境運動家が、住まうことについて『語る』のに対し、詩はそれを『啓示する』ものといえよう。」とも述べる。
作品

Ecopoetics Art Center
庄司瑞稀
2025
アートセンター
artworks:Y・N
Design:田村文也