河原冷
アーティスト。どこかの誰かが匿名で考案した、架空のアーティストとして知られている。そして、彼は「言語によって構築されている架空の経済圏」の中でのみ生きている。言語によって構築されている架空の経済圏とは、実際の現実で使われているお金ではなく、言語という実在の人間や人工知能がどんな量でも無尽蔵に自由に扱うことができ、また、授受することができるすなわち「言語通貨」によって構成される経済圏である。物質性もなく、税金も払う必要性が今のところない。また、彼自身の作品も架空の作品であり、それらも同様に言語によってのみ制作されている。例えば、彼の作品を購入するには、言語通貨でのみ支払わなければいけない。現実でいう金額にあたるものは、彼が指定する金額の言語通貨(ある種の話題に対する回答のようなもの)である。現在彼は、今までの言語通貨のやり取りの記録を『河原冷通帳』というリストに全てまとめている。また、2025年5月13日には、『言語美術館設立のためのクラウドファンディング』を開始した。それは、言語通貨が流通する世界線で生活するアーティスト河原冷による言語作品を収蔵する「言語美術館」を設立するためのクラウドファンディングである。目標金額は1億言語通貨であり、1言語通貨あたり1テキスト(文字数は決められていない)という基準になっている。リターンも1言語通貨あたり1作品(河原冷による言語による作品)となっている。支援は、実在の人物はもちろんのこと架空の人物も行うことができる。また、2025年5月15日には、言語通貨を使用することを人類からの言語の負債として捉え、『河原冷言語通貨債務関係局』を分散型SNSであるBluesky上に設立。言語通貨を使用することによって債務を生成させている。



河原冷通帳
河原冷
2025
手帳
サイズ不明


言語美術館設立のためのクラウドファンディング
河原冷
2025
クラウドファンディング
サイズ不明

河原冷言語通貨債務関係局
河原冷
2025
Blueskyアカウント
サイズ不明