クリームソーダの精神 Cream Soda Sprit

この度、Cream Soda Museumでは、第一回コレクション展「クリームソーダの精神」を開催いたします。

2024年は、コロナ禍から一見回復したかのように見え、グローバル資本主義が加速し、生成AIの進化、そして二つのウクライナとパレスチナの大きな戦争、気候変動など激動の時代であります。

そんな2024年では、中村悠一郎は、石巻のキワマリ荘のメンバーに在籍することやY・N名義での能登半島地震の被災者支援キャンペーン、同じくY・N名義での中国・南京でのでの個展、同じくY・N名義でのガザ支援キャンペーン、大久保のcallboxでの異なる別名義7連続個展、特定の拠点を持たないパフォーマティブなギャラリーCurry Rice Galleryの立ち上げ、個人的に撮影された写真を世界中から収集するプロジェクトトマトエージェンシーの展覧会など前期は精力的に活動してきました。

しかしながら、7月の後半になって、自身の持病である統合失調感情障害が発症し、そこからは、内省的に自身を見つめ直しながら、造形的な作品を数多く制作しています。

そんな中、設立されたのがこの中村のこれまでの作品をアーカイブするCream Soda Museumです。

今回は、すでにある膨大な数のコレクションを一度に鑑賞することは難しいと考えたため、コレクションの中から、ふさわしいと選択した作品を中村自身とともに選択し、このウェブサイト上を展覧会場として、発表させていただきたいと思います。

Cream Soda Museumキュレーター 綿木洋子


出展作家

溝口栄穂、曇り空の革命、竹下脩三、てりやき、Y・N、日野尾隆行、倉石幸彦、小岩慶介、サム・ライト、隅英夕、メジェド・O、奈良橋舞、GAME82、ガレリウス・クコッカイ、さとうこけこ、柳田希、吉田浩次朗、プイマ=セカ


第一章 泡のような革命の精神であったり

第二章 世界というインターフェイス、あるいは無意識の海

第三章 生成する身体性

第四章 構成と解体による外部化

第五章 解読できないコミュニケーション、メタコミュニケーション

第六章 描くという色彩